1. 小川三知とテンドグラスアートの魅力
-
小川三知とは
静岡県出身で大正時代から昭和初期に活躍したステンドグラス作家
1867年7月1日 ~ 1928年10月24日
-
小川三知、学生時代からの略歴
静岡藩医・小川清斎の次男として生まれ、明治23年(1890年)弟に家督を譲るのを条件に、一高を中途退学して東京美術学校日本画科に入り橋本雅邦に学んだ。
卒業後、図画教師として山梨や神戸の中学校、師範学校で教えた
-
小川三知、アメリカでの修行とステンドグラスとの出会い
明治33年(1900年)にアメリカへ留学、シカゴ美術館附属美術大学で水彩画を教え、セントルイス万国博覧会で日本館の仕事を手伝った。
後に農商務省海外実業練習生になり漆芸について研究した。またステンドグラスに興味を持ち各地の工房で技法を学んだ。
-
帰国後の小川三知の活躍
明治44年(1911年)、日本に帰国し慶應義塾図書館のステンドグラスを依頼された。
和田英作の絵を原図にした作品は評判になった(現在残るものは昭和42年に設計図を元に復元されたもの)
個人邸に納めた作品が多く、鳩山会館(旧・鳩山一郎邸)、安藤記念教会、聴潮閣高橋記念館などが知られている。しかし、関東大震災や戦災によって現存している作品は少ない。
-
現代にも通じる小川三知の魅力
三知の死後は、三知の夫人が中心となって職人4、5人で小川スツヂオを維持したが、ステンドグラスの修行をしていない夫人には荷が重く昭和6年(1931年)に閉鎖。当時ステンドグラスは建築物の一部と見なされたため、作品が評価され始めたのはその死の数十年後である。
慶応義塾、図書館の小川三知作品
紹介動画
紹介動画
2. モダンデザインとカラフルな窓
空間を彩るカラフルな窓
-
Point 01
モダンなデザインの魅力現代のインテリアにおいて、モダンなデザインのステンドグラスは空間の印象を一変させる力を持っています。シンプルながらも洗練されたデザインが、光を取り入れて色彩を鮮やかに引き立てる様子は、作品を通じて訪れた人々に新しい体験を提供します。また、各室のデザインに溶け込むことで、家全体に統一感をもたらします。 -
Point 02
多様な色彩で空間を演出ステンドグラスの魅力はその色彩にあります。透明なガラスの美しい色合いは、太陽光を受けた瞬間に四方に広がり、部屋全体を温かく包み込みます。趣味やライフスタイルに合わせ選ばれた色合いが、家族やゲストに心地良い雰囲気を漂わせ、リビングやワークスペースをより活気に満ちたものにします。 -
Point 03
個性的な空間づくり個々のライフスタイルや好みに合わせたステンドグラスの制作が可能です。アートとしてのデザインだけでなく、実用性を兼ね備えた作品によって、個性的で魅力的な空間を演出します。お客様のアイデアや希望に基づいた作品が新たなインテリアのアクセントとなることで、居住空間が真にユニークなものへと変わります。
この特性を活かし、インテリアデザインとしての可能性は無限大です。たとえば、特定の時間帯に特に美しく見えるような位置にステンドグラスを配置することで、室内に独特の雰囲気を生み出すことができるのです。加えて、開口部の形や大きさ、周囲の壁とのコントラストによっても、光と色彩のマジックが広がります。これからのインテリアにおいて、ステンドグラスがどのように空間を彩り、一層魅力的にするかを探ることは、非常に楽しみなテーマです。
4. あなただけのカスタムデザイン
次に、いただいたフィードバックをもとに、お客様に合わせたCGでの図案を作成します。この段階では、色味やデザインの細かな部分を調整し、最終的な形を決定していきます。制作においては、わずかな色の違いが全体の印象を大きく変えるため、慎重に進めることが求められます。お客様と密に協力しながら進めることで、より一層満足のいく作品に仕上げることができます。
制作が進む中、技術的な方針や採寸方法についても丁寧に説明しつつ、必要に応じて職人を同行させて現地での確認を行います。お客様の家にぴったりと合った設置方法やデザインが実現できるよう、準備を整えます。もしも既存の窓に収まりそうにないと思われる場合でも、LED照明の額縁を利用し、壁に設置するという選択肢も考慮しています。このように、私たちはお客様のニーズに応じた多様な解決策を提供できることを大切にしています。
カスタムデザインは、ただの制作プロセスにとどまらず、お客様とのコミュニケーションを通じて新しいアイデアを触発し、共に作品を育てていく貴重な体験です。完成したステンドグラスは、光を受けて色彩豊かに輝き、空間に心地よい癒しの要素を添えることでしょう。私たちは、このようなプロセスを通じてお客様に喜んでいただくことを目指し、日々創意工夫を重ねています。
ご相談はお気軽に、まずは電話またはメールでご連絡ください。具体的なデザインのアイデアやイメージをお持ちであれば、それをお伝えいただくとスムーズにお話が進みます。もちろん、アイデアがまだ漠然としている場合も、私たちがアドバイスをしながら一緒に考えることも可能です。
初回無料相談では、あなたのお住まいや設置予定の空間に合わせたステンドグラスの提案を行います。また、設置方法や予算感についても詳しくお話しし、ご納得いただいた上で次のステップへ進むことができるよう努めます。私たちは、お客様との対話を大切にしながら、信頼関係を築いていくことを重視しています。
この機会に、ぜひお気軽にお問合せください。あなたの空間に、光と色彩のマジックを取り入れる第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。私たちがお手伝いすることができることを楽しみにしています。